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タイの007ジェームズ・ボンド






いきなりワウギターが強調さえたシャフトのテーマに続き、タイ産?007のテーマのカバーが流れ、俄然期待が高まったところで、タイのボンド、ジェームズ・ボンド登場。自転車タクシーで移動中、敵に狙撃される絶体絶命のピンチ。おおよそ防弾チョッキ着用か、実はボンドの替え玉だった。ってところだろうと思っていたら、ボンド、自転車タクシーの運転手に「あとはたのむ」みたいなことを言って息を引きとる。開始10分で、タイのジェームズ・ボンド死亡?!ボンドなんにもやってない。で、オープニング。




すべてタイ語で正式なタイトルわからず。しかしこのオープニングは、007を観ていないと作れない出来の悪い模造品。ここで使われているテーマ曲は本家のものを借用していると思われる。劇中いろいろなヴァージョンが流れるが、いずれもタイ産なのか、本家のものなのか、どこぞのカバーレコードを使用なのか、元音源がわからない。このへんは、ボンドマニアの人に聞いてみたい気もする。ちなみにスーパーマンのテーマや、夕日のガンマン(ワン、ツゥー、スリーの掛け声いり)も流れるが、これらも出所元は不明。もしタイ産なら、タイ産ソウルは結構いけるかも。 





ボンドが死んでしまったので、代わりにボンドになったのが、あの自転車タクシーの運転手だった男。こいつが本作の主役、タイのボンド、ジェームズ・ボンド。史上初前歯がないボンド。最初の死んだボンドが変装していると思って顔を剥がそうとする珍シーンや、外国人がどうどうと撮影を立ち止まって見ているシーンなど、前半はこれといった見所はなし。




悪(通称ポマード)と、タイ人ボンドガール。話の流れとしては、先のボンドを殺したり旅客機を爆破したポマードに対し、ボンドが挑むという単純なストーリーだが、実際はその単純なストーリーすらできていない。ポマードの左側の黄色い物体に注目!この後、とんでもない人物が登場する。




仲間がポマードにつかまり、助けに通称ポマード島に乗込むボンドとボンドガールだがあえなくつかまる。よくあるパターンだが、悪ふざけにしか見えない戦いが、見れるというか見せられる。そこで彼らを待ち構えていたのが!





あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!ルーカス・ファミリーに激似!ポマードの手下なので、かなり登場する。本作の最大の見所は、この激似ルーカス・ファミリーが、画面のあちこちに登場することではないかと思ってしまう。R2-D2似は、本家と違い普通にタイ語も話すし、ベッドシーンに聞き耳を立てるというおきて破りの行動もしばしば。C3PO似は、同じほうの手と足が同時に動くロボット歩きで、最大の特徴は本家に比べかなり小さい。最後は、二人で喧嘩してポマード要塞を爆破に追い込むという、ボンドがやるんじゃないのか?というシーンを任される大役も果たす。ちなみに、彼らは最後まで悪側なので自爆ということになる。




こんな人たちや、最後の最後に出てくる味方のボンドガール。な〜んにもしないし、出てくる意味がわからない。そしてジェームズ・ボンド・マナーにのっとった美女たちとのラスト。それにしてもボンドが....




この作品はいったい何年製作(劇中 Atlanta1979というロゴTシャツが見れるので、80年前後の作品か?)の映画なのか、それともTVドラマなのか一切不明。1時間50分近くあるので映画だとは思うけど、映画らしいクレジットはカットのためか見られない。あと肝心のタイトルもタイ語の為、不明。ただVCDに小さく写っているポスター?にはJames Band(綴り間違いではない)の文字が見えるので、最初のボンドがバンドなのか、ボンドが死んで代わりにバンドなのか、まぁジェームズ・ボンドのパロディー(って質のものでもない)なのは間違いない。もしかしたらボンドマニアには有名な作品かもしれない。

で、おもしろいかと問われるとおもしろくない。アクションシーンは鬼ごっこのようでぬるいし、コメディーなのか本気のタイ産007を狙ったものかわからない精度だし、ものすごーく薄っぺらいストーリー(インドにくらべても)はいいとしても、ボンドの見所がこれといってないのは辛い。爆破のシーンが、R2-D2似とC3PO似の喧嘩だもの。ボンドはつかまって、ボンドガールに助けてもらって逃げ帰ってくるだけだし。ボンドの歯がないのはチャームポイントなんだろうか。●●に見えるぞ...悩むぞタイ美学!以上、タイトル不明のタイの007でした。





2008⁄03⁄01  カテゴリー:映画 comment(0) trackback(0)
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